お 知 ら せ

2021/08/31
①身元保証人とは
身元保証人とは身元を保証する人です。雇用契約時に損害担保を目的として会社から身元保証書の提出が求められます。また、身元保証人は身元保証書によって損害担保だけでなく信用のある人物として保証する意味もあります。

雇用契約時以外で身元保証人が必要とされるタイミングは、病院への入院や介護施設への入居時点です。本人が入院費用や入居費用を支払えなくなったときは身元保証人が損害を担保しなければなりません。

 


 

身元引受人と明確に区別されていない


身元保証人ではなく身元引受人という言葉を聞いたことがあるかもしれません。身元保証人と身元引受人は明確に区別されておらず、責任の範囲は施設ごとに異なるため注意してください。

ただし、身元引受人という言葉は法的に使われる用語ではありません。

身元引受人は「医療・介護施設を退所するときに、引き受ける責任がある人物」という意味で多用されています。

 


 

身元保証人と連帯保証人は責任の範囲が異なる


連帯保証人という言葉が使われることもありますが、身元保証人と連帯保証人が負う責任の範囲は異なります。身元保証人は被保証人が何らかの損害を発生させても、賠償しなければならない範囲は限定的です。身元保証人が100%の損害賠償責任を負うことはありません。

一方で、連帯保証人は被保証人が発生させた損害をすべて賠償しなければなりません。民法446条により連帯保証人の義務として定められています。

 

 

身元保証人と後見人は権限や効力が異なる


後見人は、何らかの理由で判断能力がなくなった被後見人に適用される制度です。なお、後見人は被後見人の財産をどのように使うか決めることができます。ただし、被後見人の死亡と共に後見は終了するため、後見人は死後事務を行うことはできません。

身元保証人が被保証人の財産を管理すれば、後見人によって財産が勝手に使われることはありません。また、身元保証人は死後事務ができるため、死後の手続きがスムーズに進みます