お 知 ら せ

2021/08/31
②高齢者が身元保証人を必要とするシーン
高齢者が身元保証人を必要とするシーンは主に3つ挙げられます。
それぞれの具体的な内容や、身元保証人に求められる責任の範囲などを解説します。

 

 

①入院時に病院から求められたとき


多くの医療機関は、入院時に身元保証人を求めます。厚生労働省研究班による研究では、6割を超える医療機関が身元保証人を必要としている結果が出ています。なかには身元保証人いないと入院が認められない医療機関もあるようです。

では、身元保証人は医療機関にどのような責任を負うのでしょうか。代表的な役割は入院費の支払い保証と緊急連絡先です。本人に支払い能力がなければ身元保証人が保証します。急変などが発生したら、医療機関は身元保証人に連絡します。

また、本人による意思決定が確認できない状態であれば、治療方針の判断も求められるでしょう。

参考:山縣然太朗「医療現場における成年後見制度への理解及び病院が身元保証人に求める役割等の実態把握に関する研究 平成29年度 総括・分担研究報告書

 

 

②介護施設に入居するとき


介護施設へ入居する際にも身元保証人が必要です。身元保証人は基本的に1人ですが、身元保証人と連帯保証人を1人ずつ決めなければならない施設もあります。保証人の種類や人数はあらかじめ確認しておきましょう。

介護施設において身元保証人に求められる役割は主に緊急連絡先や治療の際の手続き、月額費用の保証です。

施設利用時に体調が悪くなった場合、施設は身元保証人に連絡します。その後の医療機関とのやり取りや、入院等の手続きも身元保証人です。

さらに、被保証人が月額費用を滞納した場合、身元保証人が本人の代わりに支払います。

 

③亡くなったとき


被保証人が病院や介護施設等で亡くなったとき、身元保証人が遺体を引き取ります。その後、葬儀の準備やさまざまな事務手続きも行います。

介護施設に入居していた場合、退去手続きも行わなければなりません。未払い料金があれば精算し、部屋の片付けや遺品の引き取り作業も担います。

以上のように、身元保証人になる人は多くの役割を担い、そして重大な責任を負います。そのため、あらかじめ役割・責任を知っておくことが大切です。