サービス付高齢者住宅に入居中、末期癌がみつかり急性期病院に入院となったSさん ご家族がやむを得ない事情で関東に行かなくてはならなくなり、今後入院中のお世話や万が一の対応も出来なくなるとの事で、ケアマネージャーさんを通じてえにしの会に相談があり、支援をさせて頂く事となりました。 入院中のSさんに初めてお会いした時に「これからお願いします」と快く受け入れて下さり、ホッとしたと同時に最後まで支援していく責任の重さも感じました。 Sさんに告知はされていませんでしたが、その時既にご家族には余命の宣告はされている状況でした。 その後すぐに急性期から療養型の病院への転院が決まり、ご家族と一緒に転院先のソーシャルワーカーさんとの家族面談に同行し、今後の方針や緊急時の対応、お支払について等を協議しました。 病院側にはえにしの会がご家族の代わりとなって責任を持って対応することをご理解頂きました。 療養型病棟に移ってからはご家族と協議の上で週3回訪問し、病状確認と共に病棟内テラスでの車椅子散歩や、洗濯物の処理(週2回入浴)、必要物品の買い出しやお話し相手を主に行いました。 支援をしていく中で、次第に信頼し頼って頂けるようになり、過去にあった出来事や趣味の話、楽しかった思い出話しなどを聞かせて下さるようになり、いつの間にか私も本当の家族のような気持ちで接していました。 転院してしばらくは状態も安定し笑顔も出ていましたが、日に日に状態の悪化を感じ主治医の先生に伺うと、「余命は二週間程度だろう」というご判断でしたので、すぐにご家族やケアマネージャーさん及び関係者に連絡し状況報告を行いました。 その後、Sさんは発声がうまく出来なくなっていたのですが、「散歩に行きたい」と一生懸命声にされていました。 何よりも車椅子での散歩を楽しみにされていたので、一緒に散歩を出来なくなった事が非常に残念でなりませんでした。 次に支援に訪問した時には酸素マスクを付け、嚥下機能も低下し食事もご自分で摂取出来ず点滴を受けられており、主治医の先生と万が一の対応について協議させて頂きました。 それから二日後の朝に看護師長さんから今すぐ来て下さいと緊急連絡があり、すぐに駆けつけましたがお亡くなりになった直後でした。 終末期ということは分かってはいましたが、今まで家族のような気持ちで関わらせて頂いていた方がお亡くなりになり、非常に寂しく、やりきれない気持ちでした。 すぐにご家族やケアマネージャーさん、その他関係者全てに連絡、調整しながら葬儀社の手配を行い寝台車にて葬儀会館へ搬送となりました。翌日には関東からご家族の方々も駆けつけ葬儀、最後のお別れ後、火葬、霊園にてお墓への納骨までサポートさせて頂きました。 ご家族に「えにしの会にお願いして良かった。感謝してもしきれない」と言って頂き、縁あって支援が出来た事に感謝の気持ちでいっぱいになりました。 お亡くなり後の支援としては、携帯電話、健康保険、介護保険、年金の停止、郵便物の整理なども行い、残されたご家族が今後困らないよう対応しました。 今回の支援を通して、業務としてではなく信頼関係という人との繋がりを感じ、何かお役に立ちたいという強い気持ちを持って支援を行う事が大切だと実感しました。 様々な事情でお悩みの方がいらっしゃいますが、一人でも多くの方に安心して任せて頂けるよう努力して参ります。 柔軟な対応を心がけていますので、どなたでもお気軽にご相談ください。先日、軽費老人ホームへの入居を検討されている70代男性との打ち合わせに行ってきました。 入居に際し、ご家族や身内の方がいないので、保証人が立てられないとの事でした。 地域包括支援センターの職員様及び施設相談員様と一緒にご本人様の状況を確認し、 連帯保証人・身元引受人としてえにしの会が関わらせて頂く事になり、(施設費用の支払いや、 緊急時の対応等、家族代わりの対応を行う立場として)施設側から入居許可が出ました。 しかし数日後ご本人様より、どうしても施設入居への不安が大きく、もう少し一人での生活を継続したいとのご連絡があり、包括支援センターへも入居キャンセルの相談がありました。 今回は結果的に支援には至りませんでしたが、ご本人にとって不安の少ない状態であればそれが一番重要で、またご縁があればいつでもご相談頂けたらと思います。 今後も、えにしの会に頼んで安心したと少しでも感じて頂けるようご本人様はもちろん、 関係者の皆様と連携しサポートしていきたいと思います。今回は歩行が困難な会員様から依頼を受け、お買い物に行ってきました。 老人ホームに入所されるとのことで事前に必要な物をチェックして、 タオル、肌着、下着等購入しました。 家財道具は出来るだけ持って行きたいとの希望ですので、今後、老人ホームの相談員様と相談しながら持ち込める物、持ち込む物を決めていきます。 入居されてからまた必要な物が出てくると思いますのでenishiのブログ 依頼があればまた支援する予定です。 会員様はお買い物好きですので出来れば一緒にお買い物に連れて行ってあげたいのですが…。 会員様が楽しく、安心して生活出来るようにサポートしていきます。先日、会員様と一緒に施設の見学、付き添いをしてきました。 この方は一人暮らしをしており、いずれは老人ホームで暮らしたいとの願望がありますが、新しい生活に不安を感じ、なかなか行動には移せませんでした。しかし独居生活にも不安を感じ始め、関わっている方の勧めもあり、初めての施設見学となりました。 まずは会員様をお迎えに行き、老人ホームが用意して頂いた車に乗って目的地に向かいました。車中で介護施設のお話をしたり、世間話、会員様のお若い頃のお話をお聞きしているとあっという間に目的の老人ホームに到着。 玄関で老人ホームの相談員に出迎えて頂き、施設内の見学が始まりました。 会員様は初めての施設見学とのことで、少し緊張されていらっしゃいましたが、時間が経つにつれて、私やスタッフの方に冗談を言いながら楽しそうに見学をされてらっしゃいました。 今回は見学だけで、施設申し込みはしませんでしたがとても気に入ったご様子でした。 帰りの車中で会員様が笑顔で「もっとよ~け見たいけん、また連れていってね~」と言われ、私も笑顔で「また行きましょう」とお伝えすると嬉しそうな顔をされておりました。 最初は施設見学に抵抗がありましたが帰りは別人のようでした。 会員様が気に入った施設に出会えるように今後もお手伝いしてまいります。先日、孤立無業者が162万人(2011年)に上るとの記事を読みました。 孤立無業者とは、20~59歳の働き盛りで未婚、無職の男女のうち、社会と接点がない方を指すそうです。 06年と比べて4割強増えており、ますます増加されることが予想されます。 今は家族の方が支えても将来、今以上に孤立になり、お困りの方が出てきます。 最近はそのような親御様から、お子様に付いてのご相談を受けることもございます 私たち「えにしの会」はそのような方達に対しても、年齢、性別関係なく、支援に取り組んでいきたいと思います。 お困りの方がいましたら、まずはご相談下さい。F病院のMSWさんからご紹介頂き、T様と契約をし、支援をさせて頂いております。 T様は独居暮らしで、軽度の脳梗塞で入院されました。 一人娘様がいらっしゃいますが、関東に住んでおり、入院中での対応、緊急時の対応が難しく、私どもが保証人となり、家族代わりの支援をしております。 先日は、本人と病院のスタッフから頼まれた、雑誌、タオル、コップ、トロミ剤を購入し、お届け致しました。 娘様には支援した日に、お母様の様子をメールにてご報告させて頂いております。 退院後は独居生活は難しいとのことで、有料老人ホームの入所を考えており、来月にT様と一緒に施設の見学、入所の手続き等の支援をさせて頂く予定です。 今後もT様、娘様も不安なく安心して、お暮し出来るお手伝いが出来ればと考えております。