サポート・支援事例

2021/02/25
疎遠になっている妹
 

F様の支援をさせていただいたきっかけは、入院中の病院様からのご相談でした。

 

F様は末期の癌を患っており、弊会にご入会していただいた段階で余命幾許もない状況でした。F様は責任感のとても強い方で、自分が亡くなった後の事をとても心配されており、

『賃貸アパートの解約は誰がするのか』『葬儀はどうするのか』『死後の手続きは』『大家さんへの連絡』『NHKの解約は』など、周りの方に迷惑をかけたくないと強く希望されていました。

その中でも特に気にされていたのは、遠方に住む妹様の事でした。何十年も会っておらず、疎遠になっていたようですが、亡くなる直前まで妹様の事を気にかけており、F様にとってかけがえのない存在で心の拠り所になっていたのだと思います。

 

F様がご心配されていた点に関しては、私たちが家族代わりとなり、責任を持って対応しますとお伝えし、F様は安心して天国へ旅立たれました。

 

F様ご逝去後、葬儀は弊会で喪主を務め、賃貸解約やライフラインの停止、関係各所へ連絡等、死後手続きをF様の生前のご意向に沿って行いました。

また、協力弁護士の支援で妹様と連絡が取れたことにより、無事にF様の遺産を引き継ぐことができました。妹様もF様をご心配されていたようで、お二人の想いを繋ぐことができて私共も嬉しく思いました。

 

今後も、皆様に寄り添った支援に努めて参ります。