沖縄県はその歩んできた歴史から他県以上に独特な文化、慣習が多く家族、親族の絆が強い土地柄です。とはいえ、少子高齢化の流れは例外ではなく2020年国税調査において初めて「超高齢化」の水準（人口に占める65歳以上の割合）を超え、独居高齢者も急増しています。これまでは「年を取ってからは、家族に支えられ、助け合いながら暮らす」ことや「高齢者の課題は家族が対応する」ことがあたりまえとなっており、社会制度もそのような前提の上で設計されていました。
しかし、ライフスタイルや世帯構成の変化は全世代に起きていて多様化して来ています。

沖縄においては県外からの移住者や県外、海外に家族がいて病気や高齢になった時に頼れる親族などが身近にいないというケースもよく聞き、また施設入居時においても「必ず県内に緊急時に駆け付けられる人がいる事」が条件になっているところもあります。そのような時どこにサポートをお願いしたらいいのかと悩み、支援をお願い出来る社会資源もまだまだ未熟です。

このような背景の中、2021年に那覇市に「えにしの会沖縄事業所」を開設することになりました。

「終活」という言葉を聞くことがあっても何をしておけば良いのか解らない。
「なんくるないさ～」とはいかない事は何か。それぞれのご家庭、立場に寄り添い地域の医療、福祉、法律家の方々と連携して不安だった事が少しでも軽減出来るように、生活に安心が増える事が「ちゃーがんじゅう」に繋がると思っております。

些細な事でも構いません。お気軽にまずはご相談お待ちしております。

えにしの会　沖縄事業所　一同