2024/08/31
『明日の安心のためのサポート』
Kさんご夫妻は、施設へご入居されるにあたり身元保証人をつけるために当会に2年前にご契約されました。
以前骨折された時の後遺症があるKさんを、奥様がいつも献身的にサポートされ、当会が生活支援のご相談を頂くことはほとんどありませんでした。
ところが、今年の春、奥様がご体調を崩されて救急搬送されたとの連絡が入り、当会が駆けつけ対応を行いそのまま緊急入院。
その後、懸命な治療も虚しく奥様は1週間後に急逝されてしまいました。
お耳が遠くお電話をかけることが難しいKさんに代わり、ご親族様、ご関係者様、ご夫婦で信仰されている教会等へ連絡およびご葬儀の手配と準備のお手伝いをさせて頂き、無事に奥様のご葬儀をさせて頂きました。
Kさんのこれからのご生活のことをご担当のケアマネジャー、看護師、ヘルパー、そして施設の方と話し合い、情報共有と連携をしながらKさんが以前と変わらない穏やかな生活をお送り頂けるよう支援をさせて頂く中、次第に元気が戻り、お好きな本を読みたいご意欲もでて、少しほっとしています。
Kさんにお会いしに伺いますと、必ず奥様のお話をしてくださるので、きっと奥様もKさんを近くで見守ってくださっていますねと申し上げると、少し涙ぐまれ、
「歩行器がないと大変だけど、これからもがんばらないといけないから、来てくれるのはとても助かってますよ」とのお言葉を頂きました。
大切な方とお別れする気持ちは、言葉では表わせないと思います。 これからも、Kさんの心に寄り添い、各関係の方々と連携をとりながら、安心を感じていただける支援を心がけてまいりたいと思います。