サポート・支援事例

2025/03/30
終活のお手伝い
S様夫妻は息子の急逝後、老後の生活を大きく変更せざるを得ず、身元保証人不要の施設へ移住。

しかし、施設の対応に不満があり、マンションを購入。

奥様の転倒骨折入院で生活が一変し、施設入居のためえにしの会と契約。

奥様の退院後、リハビリ施設に入所することになり、奥様もえにしの会と契約 歩行回復後、旦那様と同じ施設に入所。

施設入居後も病院受診や買い物の同行など、サポートを続けました。

しかし、問題は多く、子どもがいないこと、ご夫婦それぞれの兄弟とも疎遠であること、息子のお墓が立てられず遺骨が手元に残っていることでした。

終活のお手伝いとして、 息子様とご夫婦のお墓を立てるために資料を集め、施設で相談をしながら手続きのお手伝いを行いました。

また、遺言作成の必要性を感じ、行政書士の先生と共に何度も修正しながら公正証書遺言を作成しました。 旦那様の容態が悪化し、救急入院となりました。

年齢や病状により手術ができず、最終的に看取り目的で入院することに。

施設では看取り経験があまりないながらも往診医ともに、「えにしの会が関わるのであれば何とかします」と旦那様の最期を迎える準備を整えてくださり、2ヶ月間ご夫婦で過ごすことができました。

奥様が長い時間動けないため、えにしの会が収骨を行い、息子様と共に納骨をしました。位牌とお墓の写真を奥様に届け、いつでもお参りできることを伝えました。

遺産の清算も終わり、 奥様からは「私が動けない中、すべてを対応してくれて本当にありがとう」と、涙ながらに感謝の言葉をいただきました。

私たちの経験は、直接お返しすることができなくとも、次に困難に直面される方々に支援を届けることで、感謝の輪を広げることができます。

経験を重ね、今後はさらに多くの方々の力となり、支え合いの力を実感していただけるよう尽力していきたいと考えています。