2025/08/29
寄り添いから始まる前向きな一歩
前担当者から引き継ぎ、初めてご挨拶をしたときには、「今は忙しいからまた今度」「今は話す気分ではない」と言われ、人との関わりを避けているようなご様子だったO様。
後に、仲の良かった妹さんを亡くされ、涙している事が増えていると、ケアマネージャーさんから伺いました。
そんな折、「お墓参りに行きたい」と希望を話してくださいましたが、足場の悪い墓地へ車椅子で行くのはどうしても難しい状況でした。
そこで、代わりにえにしの会がお寺へ伺い、お墓参りをすることを提案しました。
最初は渋々の了承でしたが、実際にお参りを済ませ、供花とお線香を添えたお墓の写真をお渡しすると、目に涙を浮かべながら「本当に嬉しい、ありがとう」と言ってくださり、その姿に私自身も胸が熱くなりました。
後日、その写真を妹さんのお位牌の隣に飾り、毎朝手を合わせていると伺いました。
それ以降、泣くことが少なくなり、表情も少しずつ明るさを取り戻されていきました。
そして、これまで避けてこられた終活についても「こうしたい」という希望を自ら伝えてくださるようになり、一緒に前向きに進められるようになったのです。
この出来事を通じて、相手の気持ちに寄り添う小さな行動が、大きな支えとなり、前向きに生きる力につながるのだと強く感じました。
これからも出会いのご縁を大切にし、寄り添いながら、より良い提案と支援を続けていきたいと思います。