サポート・支援事例

2025/10/27
ご夫婦の時間を大切に
ご夫婦で施設にご入居されたK様ご夫妻。 旦那様はお一人で外出されるほどお元気ですが、奥様は要介護5の認定を受け、日常生活の中で多くの介護を必要とされている方です。

半年近くが経過し、施設での生活にも慣れてきたご様子でしたが、先日大きな変化がありました。

奥様がお食事をのどに詰まらせてしまったとのことです。

幸い職員の方が近くにいらっしゃったため、適切な処置をおこない大事には至りませんでした。

いままでにそういったことが無かったため、K様に介護等のサービスを提供している事業者で今後の対応についての話し合いを行いました。

いまご入居されている施設は住宅と同じように自由度が高く、代わりに人の目が行き届きにくいという特徴があります。

奥様が介護の手厚い施設に移動すれば、今回のようなリスクはかなり減らすことができます。

しかしながら今回はそのようなお話にはなりませんでした。

旦那様はお元気でありながら、奥様と共に生活したいという思いでご一緒にご入居されることを決意された経緯があります。

そのため弊会を含め各事業者は、K様方が今の施設で生活ができるように真剣に知恵を出し合い、なんとかお話をまとめることができました。

話し合いの最後には、旦那様より「ここで生活できるのは、皆さまのおかげです。本当に感謝しております。」とのお言葉をいただきました。

会員様のご要望に寄り添うことで、そのようなお言葉をいただく時にはとてもやりがいを感じます。

今回の支援では「K様方が今の施設でご夫婦で生活ができる」ということを目標に、各事業者が協力してチームになっていくというとても良い形が出来上がったと思います。

会員様が安心して生活していくための環境を提供できるよう、今後も様々な事業者との連携を大切にしていきます。