サポート・支援事例

2025/11/29
ご家族への生前の想いを大切に
 

S様が亡くなられて8ヶ月が過ぎました。

 

施設に入所されている息子様へ負担をかけたくないという思いから入会されました。 

 

入会期間はわずか10ヶ月でしたが、入会時は、脳梗塞(2回目)でのご入院中で一旦は回復されましたが、施設入所後も入退院を繰り返され亡くなられました。 

 

その間、息子様には私どもの方からお父様の想いもその都度お伝えしながら対応してまいりましたが、終末期に入り、最後、息子様の入所施設の方にもご協力いただき、お父様への面会も実現することができました。

 

言葉を交わすことはできませんでしたが、息子様が声をかけられるとご本人もそれまでは意識がもうろうとする中でずっと目を閉じたままでしたが、しっかりと目を開き息子様を見つめておられました。

 

その数日後に息を引き取られました。 私どもは、その後も、葬儀、納骨等の対応はもとより、ご本人の生前のご意思に応えるべく、息子様の入所先施設からの相談事案等についても対応してまいりました。

 

具体的には息子様ご本人の相続事案等に関して、ご本人から直接不安な部分やお悩み等伺いまして、それに対して少しでも安心いただけるようなご提案やご助言等をさせていただいています。

 

最近では、将来、息子様のご負担とならないよう、法律上の手続き等に関しましても、専門家の方々にもご協力をいただきながら完了した事案もございます。 

 

以上のように息子様へのサポートに関しましては現在も継続しているところですが、一番は会員様ご本人の想いを大事にして対応していくことが重要であると考えています。