北九州市にお住まいの80代、T様のお話です。
T様は長年独身を通され、親族とも長らく音信不通の状態でした。
ある日、外出先で倒れ救急搬送されましたが、意識が混濁するなかで病院から求められたのは
「身元保証人」のサインでした。
私たちが病院へ駆けつけた時、看護師の方は安堵の表情を浮かべておられました。
私たちは即座に保証人として手続きを行い、ご本人の代わりに自宅へ戻り、入院に必要な寝巻きや
洗面用具、そして大切にされていた眼鏡を揃えて病室へお届けしました。
病状が落ち着いた後、T様は「誰も来ないと思っていた。
あんたたちが来てくれて、ようやく自分が一人じゃないと実感できたよ」と涙ながらに仰いました。
その後、リハビリ専門の病院への転院調整も私たちがソーシャルワーカーと連携して行い、
現在は穏やかな療養生活を送られています。