施設に入居されているA様は月に一回の外出支援をご利用頂いています。 初めての月は、小説がお好きという事で、本屋に行きました。 数ある本の中から大学の先生が執筆された本を選ばれて「この先生はねー・・・」と食事をしながらいろいろ教えて下さいます。 食事の後には、スーパー出買い物。 「おしゃぶり昆布と飴を買って本を読みながら食べるのよ。」と。 別の月には、歴史博物館の様な所へ。昔の家の再現や古い道具に 「これは昔おばあちゃんの家にあった。」 「これに水をためて顔を洗うのよ」等懐かしんでおられました。 別の月には、動物がお好きと聞いていたのでふれあい公園へ。 ヤギやウサギに餌をあげたり、牛舎の横を通るときはその匂いに顔を歪めたりと表情も豊かです。 月に一回の外出支援ですが、次はどこへお連れしたら喜んでいただけるかしらと。 喜んでくださる姿を想像するのも今では支援員としてとてもやりがいを感じる事です。 支援の終わりには、「いつもありがとう。気を付けて帰ってね。またお願いね。」の言葉に充実感を感じます。 これからも会員様が楽しく過ごしていただけるようこれからも支援させて頂きます。「俺、何もわからない、わからないよ」 初めて、ごあいさつをさせて頂いた時に不安な表情で繰り返し言われた言葉です。   妹様遠方のため、施設入居にあたり緊急時の駆け付けが出来ないとの思いで 妹様からの入会の申し込みがありました。   妹様、施設担当者、ケアマネージャー同席のもと病院内で契約させていただきました。   病院の紹介状受け取り・施設面談の同席・引越し・住所変更届・受診とすぐに支援がはじまりました。   最初の支援の時「わからない、わからないんだよ」と不安げな表情が見られていましたが、急な発熱での受診依頼、皮膚の爛れでの受診依頼が続き、その都度支援に伺うと「来てくれたの」「悪いね」と不安な表情は消え、「帰り遅くなっちゃうね大丈夫?」と気遣いをしてくださったり、笑顔で冗談を言われ自分のこれまでの生活歴を話してくださる様になりました。   入会されてから2か月が過ぎた頃、帯状疱疹が悪化し入院することになり入院準備で施設に戻り必要なものを持ちご本人様がおられる病室に戻ると、よほど不安だったようで「良かった、一人じゃなくて…」と涙を流され、私も「大丈夫、大丈夫です」と背中をさすり一緒に泣いてしまいました。えにしの会に入会し安心された場面です。   今は定期受診の支援だけではなく、外出同行支援も増え「次に来る日はカレンダーに書いておいてよ」と楽しみにして下さる様になり昔懐かしの場所にもご一緒させて頂いております。いつも通りの朝 いつも通りの通院 いつも通りの穏やかな日 A様のご自宅から病院までは、徒歩5分の道のり その往復、話をしながらゆっくり歩くのが通院日の楽しみです。 映画や食べ物の話、健康情報、若い頃の思い出や最近の出来事まで、 時々笑い過ぎて立ち止まるほど色々な話をしながら歩きます。 その日も同じように笑い合いながら病院から戻りリビングでお茶を飲んでいました。 すると話の最中にA様のお顔からすーっと血の気が引いてゆき急にだるそうなご様子になりました。 原因が分からないながらも急いで足を上げてそのままソファーで横になっていただきました。 その際、意識ははっきりしていたので救急車ではなく A様が契約している訪問看護ステーションに訪問要請をしました。 10分後に看護師が到着し身体状況の確認をする頃には 体調や気分はほぼ回復し大事には至りませんでしたでしたが 「体調の変化は突然起きる」ということを身をもって痛感しました。 そして、お一人暮らしのA様がまた急に体調が悪くなったらと不安を感じ 体調不良時の対策を立てる提案をさせていただきました。 もしもの時の不安材料を消してゆく作戦です。 現在、A様とともにA様に関わる訪問看護やリハビリの事業所と連携して ご本人の生活環境や生活リズムに合う支援方法を試行錯誤しています。 安心と穏やかな暮らしは切り離せないもの。 皆様の穏やかな暮らしを支えるため、えにしの会は連携プレーでがんばります!        会員様でご自宅を処分され、介護施設に入所された方の 支援をお話させていただきます。 住み慣れた環境を離れ、ひとりで介護施設に入所されるということは、 ご本人様にとってはとても大変な事であり、不安もあります。 ご家族に代わって入所の契約、入所当日の立合いなどお手伝いさせていただきました。 入所に伴い、用意しなければいけない衣類や備品など購入の代行をさせていただきました。 入居されてからも、病院への定期通院や買い物、散髪など会員様に 同行させていただきながら、信頼関係を築きました。 また、会員様の生活面の不安などは、ご家族に代わって施設のスタッフさんにお話して 情報を共有し、会員様にとって安心して生活できる環境づくりの一助として 支援させていただいております。 ある日に、会員様に同行させていただいている時に、会員様から 「頼りにしてるからね!これからも宜しく」という言葉をいただき、 本当に身が引き締まる思いとともに これからも会員様をサポートすることの責任を感じました。 質の高い支援が提供できるように努力していきたいと実感した日でした。 これからも、ご家族に代わって寄り添う支援をさせていただます。
 
 お母様は80代の方、息子様60代(H様)、親子二人で生活されていましたが、H様の病状悪化、お母様も持病がおありだった事もあり、昨年秋に緊急入院をされました。  お母様を第一に考えるあまり、ご自身の事を後回しにされていたH様は、余命がそう長くないと告げられる程の病状でした。  そんなご自身の状態を受け止められ、今後の事を案じ、お母様と共にえにしの会に入会いただく事となりました。  H様はお母様の生活を最前に考えておられ、お母様の施設探しを先行して欲しいと希望。お二人のご意向を確認しながら、MSWのご協力のもと、施設探し、見学の付添い、施設が決まると入居の付添いや手続き等支援させていただきました。  その後もご自宅の退去手続きや家財処分、住所変更やご親族への連絡等々、ご意向を確認しながら対応。他、お母様のお元気な様子をその都度ご報告する事で、H様も安心され、時折見せる笑顔に私も元気づけられていたものです。また帰り際には、「運転には十分気をつけて下さいね」とお気遣いいただく等、優しいお人柄にも癒されておりました。  色々な事が進む中、H様の容態が徐々に悪化。声かけに反応も乏しくなり、先月下旬、  60代半ばという若さで天国に召されてしまいました。  夜間に息を引き取られ、かけつけは、えにしの会で対応。翌朝には湯灌、エンゼルケアと看護師の皆様が丁寧に対応して下さっており、お母様を病院へとお連れしました。病室には心休まる音楽も流れており、 病院の温かいご配慮に、悲しみの中にも感謝の気持ちでいっぱいになったのを覚えています。  ご親族の方々とも連絡がとれ、遠方ながらも夕方には葬儀場へ駆けつけて下さいました。  翌朝、施設にお母様をお迎えに行き、火葬、拾骨と付き添わせていただきました。  長時間であった為、お母様の体調にお変わりが無いか気を配っておりましたが、お母様の悲しみは計り知れなく、泣き崩れる場面が幾度とありました。  ご親族の気遣いやお声かけもあり、ご高齢ながらも最後までしっかりとH様をお見送りされた姿には、胸を強く打たれるものがありました。  ただただそっと寄り添う事しか出来ませんでしたが、お母様に付添い、先日納骨も無事に終える事ができました。  今後もH様の代わりとなり、関係者の方々と連携を図りながら、お母様が安心して心穏やかにお過ごしいただけるよう、色々な面でサポートできればと思っております。  H様も天国で穏やかに過ごされますようお祈り致します。80代女性の会員様。比較的自立度の高い高齢者施設に入所。親族はいるが疎遠。   昨年秋頃に本人に自覚はあまりなかったものの施設職員の方が体重減少などを不審に思い、かかりつけ病院と相談し近くの大きな病院にて検査することに。 かかりつけ病院は送迎バスがありましたが、検査を行う病院へは自力で行く必要があったため本人、施設と相談しえにしの会にて同行を行いました。   検査の結果、大腸に腫瘍が見つかったため入院をして手術を行うことに。その際の入院の保証人や必要なものの準備、洗濯、郵便物の一時的なお預かり、また手術立会の支援も行いました。 発見が早かったこともあり手術は無事成功し、リハビリのため転院することに。 転院時の付き添いや転院先でも保証人が必要であったため続けて支援を行いました。   転院後は本人が甘いものを食べたいとのことで病院から許可を頂き、近くのスーパーでチョコレートやキャラメルを購入しお届けしました。   はじめ、「退院後は元居た自立度の高い方向けの施設は難しいのでは…」と先生とも話し、他の施設も考えましたが、本人の「元居た施設に帰りたい!」という強い気持ちもあり、リハビリも順調に進み介護サービスの追加は必要となったものの、元居た施設に無事退院となりました。 退院の帰り道はコンビニに寄り、「肉まんが食べたい、チョコを買って帰る」などとお元気な様子で安心しました。   今回入院前の検査から色々な支援を行わせて頂き無事退院となりましたが、それは毎日顔を合わせる施設のサポートがあったからこそ病気の早期発見ができ、介護サービスを上手く活用することで元居た施設に戻ることができました。 今後も各関係機関と協力し、会員様のお手伝いをしていきたいと思います。4年半の間ご支援をしていたW様が先日、天国に旅立たれました。 入院中で状態が安定し、ホッとしていた矢先の、病院からの危篤の連絡でした。 毎月、スーパーの買い物にお付き添いさせていただきました。 甘栗やキャラメル等、定期的にマイブームが変わっていくのを微笑ましく思いながらご支援していました。 お盆と年末には、ご先祖のお墓参りにご一緒させていただきました。 普段は他愛のない話でよく盛り上がり、時折見せる笑顔が印象的でした。 数か月前、施設内で転倒されました。左大腿骨の骨折と診断され入院生活が始まりました。 入院翌日に手術を受けられ、当会も身元引受人として立ち会いました。 手術前は痛みに苦しんでいた顔が、術後はいつものような穏やかな顔に戻っていらっしゃいました。 そのまた翌日にはリハビリがスタート。 早く元の生活に戻れるように、W様は一生懸命リハビリに励まれました。 入院中のご支援として、入院手続きや手術立会い、お着換えや日用品等必要なものをお届けしました。 お亡くなりになる3日前、肺炎になったと病院から連絡がありました。 すぐに処置をしていただいた結果、安定されました。 病院から危篤の連絡をいただいた時は、まさかと思いました。 すぐさまご親族やご友人の方に連絡し、1秒でも早くと思い病院に急ぎました。 W様は、私が病院に着いたと同時に、息を引き取られました。 まるで私を待っていたかのように。 亡くなる前日にW様と握手をした時に、一瞬だけ見せた笑顔は忘れられないものになりました。 葬儀は、当会が喪主となり、ご親族や施設職員の方にもお越しいただきました。 お寺様にもお経をあげていただき、かけがえのない葬儀となりました。 ご親族ご友人をはじめ施設職員・医療機関、各関係機関の皆様に 心より御礼申し上げます。 今後、お墓への納骨、遺品整理・病院や施設の利用料精算等、 亡くなられた後の手続きを、誠実にご支援させていただきます。お一人暮らし、80歳代の会員様。 毎月一回の病院受診の為、生活支援をご利用頂いています。 病院への送迎、診察内容や薬の確認はもちろん、足腰に不安があるため転倒に注意して支援しています。 ご本人は歩行時に杖を利用されていますが、少々ふらつきがあります。 病院までの注意箇所は、車の乗り降り、スロープの傾斜、エレベーターの隙間、舗装路のひび割れ、点字ブロックなど… 初任者介護研修で学んだボディメカニクス等を思い出し、ふらつきが出ないようしっかり支えゆっくりと院内へ。受付を済ませたら順番待ちです。 診察室では、 先生から「お変わりないですね。」 「調子は上等ですよ。」と声をかけて頂き 一安心。 会員様と一緒に喜びつつ、来月も変わらず良い状態を維持できるよう先生のご指導をメモします。 ご自宅に着いたら、病院・薬局での指導内容の確認。 必要があれば、ケアマネジャーやディサービスへ連絡。 翌月の受診日を再確認したら、その日の支援完了です。 いつも最後に「来月もよろしくね!」と声をかけて頂くので「こちらこそ、よろしくお願いします。」 と答え、無事完了と感じるのでした。 会員様一人ひとりが、 自分らしく過ごせるような支援を今後も続けていきたいと思います。Ⅿ様と初めてお会いしたのはある施設。『今後、どうしたらよいのかわからない・・・』 糖尿病の悪化から長年、人工透析を受けていましたが、今年になって脳梗塞を発症して言葉がうまく出なくなってしまった。と涙を浮かべながら話をされるM様。 結婚歴はなく、ご兄弟はご存命でしたが、ご兄弟も妻や夫の介護やご自身の病気と向き合われており、誰にも頼れない状態でした。 金銭管理のすべてをお願いされましたがご兄弟と話し合いの結果、まずは預り金を頂き、支援をスタートすることに致しました。 突然の入院、退院後には施設入所、自宅に戻ったのは入院から1か月半後。 冷蔵庫の中を綺麗にする私に『こんなことまで頼んでしまって・・・』と話すM様に 『どんなことでもできる限りの支援を行うのが、えにしの会です』とお伝えしました。 その後、電話やインターネットの解約の手続きを行う中、契約が2重になっており、料金を多く払っていたことや国や市の受けられる助成があったりと、少なくない金額が節約できました。 出会った頃は涙を浮かべられていたM様も『今週はお墓参りに行こう』と今では少しづつ笑顔が増えてきています。 「家族や親族がいても頼みづらいことや頼めないこともえにしの会になら頼める」そういう会にしていければと日々感じながら活動しています。