サポート・支援事例

2023/07/31
“まさか”
「まさかこんなことになるなんて思ってもみなかったわねえ。」

今日、病院の待合室で、Y様が懐かしむような口調で仰いました。

たしかに、この半年はY様にとって思ってもみないことばかりでした。

 

有料老人ホームに入居されている70代のY様。

ホームへの入居にあたって「保証人がいない」ということでえにしの会と契約し、その後も月に1回程度、

買い物や受診のサポートをしていました。

 

昨年秋ごろ「最近胃の調子が悪くって、胃薬が欲しいかも。」と病院を受診したところ

胃がんを発見。ステージ4でした。

 

Yさんにとって初めての手術。

医師の手術説明を一緒に聞き、保証人として同意欄にも記入を行いました。

大きな手術になるため、Y様の心の負担はかなり大きかったと思います。

「一緒にがんばりましょうね。」と声をかけながら、サポートをしました。

 

入院する日、こころなしか不安そうだったY様も、退院でお迎えに行った時には「やっと施設に戻れるわ~。」と

いつも通りの明るい笑顔を見せてくださって、私も安心したのをよく覚えています。

 

それからは、抗がん剤治療のために月に1度病院を受診し様子をみています。

毎月、病院の待合室でわたしたちはいろんな話をします。

昔飼っていた猫の話、若いころのお仕事の話、旅行や食べ物の話、施設での生活の話…。

 

今日は、初めてがんと宣告されてからの、この半年のことを話しました。

「あなたとバディになってから色んなことがあったわね。まさかよねえ」

Y様は、私のことを「担当」ではなく「バディ」とおっしゃいます。

今では私のお気に入りの言葉の1つになっています。

 

これからもお元気でY様らしく輝き続けていただけるよう、「まさか」の事態にも

“バディ”として一緒に乗り越えていきたいと思っています。