サポート・支援事例

2022/10/19
不安から安心へ
病院のソーシャルワーカーからえにしの会へ「入院中の患者様が、退院後の生活に不安があるのでサポートできるか聞きたい」とご相談がございました。

詳しい内容はご本人から話したいとの事で、後日病院で面談を行うことに。

 

面談日、不安気な表情を浮かべて面会室に来たS様は、日々の生活や終活へ向けての不安をたくさんお話くださいました。

退院後の一人での生活が不安。ご主人様とお子様方を先に亡くされ、施設に入る際の保証人も誰もいない。納骨先のお寺との手続き。ご主人様の相続手続き。など

 

私たちが終身に亘って保証人を法人でお引き受けできることや、お寺との話合いや相続に関してもサポートできることをお伝えし、ご入会いただきました。

 

まずは、退院後の生活について。

施設を検討されていましたが、S様は思い出が詰まった家で生活を続けることを理想とされていた為、ケアマネージャーと相談し、ヘルパーを利用することにより、家で生活できる環境を整えました。

 

次にお寺に関して。

ご主人様とお子様方の永代供養の手続きが済んでいなかった為、住職さんと直接お話の場を設けていただき、私たちが同席のもと、S様の望む形で手続きをすることができました。

 

相続に関しては、法定相続人20名以上に遺産分割がされる形で進んでおりましたが、S様がご主人様の作成した遺言公正証書を持っていた為、相続に関わっていた弁護士に相談し、遺言公正証書の内容の通り、S様お一人に相続されることになりました。

 

今は、お悩みも解決され、ご自宅で快適に生活をされております。

月に一度の病院受診同行の際は、とてもにこやかに普段の生活のお話をしてくださっております。

 

「安心した。あなた達に頼んでよかった。本当に助かった。ありがとう。」

お会いする度に、S様が私たちへかけてくださる言葉です。