2015/03/10
医療・福祉の専門家との協力体制
10年前に妻を亡くして、独り身となって自宅で訪問介護を受けられていた方と契約しました。
肺気腫を患って喀血され、自宅では療養が困難とのケアマネージャーの判断で施設に移ることになり、身元保証人が必要との事でえにしの会で支援することになりました。
施設の契約手続きやアパートの解約、引っ越しの支援等をえにしの会で行わせて頂きました
その後、施設で喀血され急性期病院へ緊急搬送され、症状が落ち着いて退院されましたが、施設に戻ったその日にまた喀血して急性期病院へ緊急搬送されました。
その後転院した病院で2か月ほど療養されて症状は落ち着いてきました。
面会の度に「退院したい」「早く施設に戻りたい」との本人の要望がありましたが、ターミナル期に入っているとの病院の判断もあり、当時の施設では緊急対応が困難とのことでその施設に戻る事は出来ませんでした。
何とかご本人の希望をかなえてあげたいという気持ちもあって、ケアマネージャーと協力して受け入れてもらえる施設を探しそこに移ってもらって、新たな看護体制の下で生活して頂くことにしました。
その間、以下の支援をさせて頂きました。
※病院への入退院手続・付き添い(身元保証含む)、担当医との協議
※入院時の生活支援(買い物・お届け・洗濯等)
※旧施設の解約、新施設の手配・契約(身元保証含む)、引っ越し対応
※サービス担当者会議対応(急性期病院転院時、旧施設受入れ協議、新 施設受入れ協議)
現在は、担当医、施設、訪問看護、訪問介護、ケアマネージャー、えにしの会の各関係者の協力体制の下で情報を共有し,見守りを行っております。
ご本人はすっかり喀血の症状は見られなくなり、施設に移った後、シャワーのみだった入浴も浴槽に入られるようになり、デイサービスもうけられて、関係者がびっくりするくらい明るく元気な表情を浮かべられるようになって、好きなTVを見ながら過ごしておられます。
今後も関係者の方々としっかり協力しながら、少しでもご本人の生活が豊かになるような支援を考えて、最後までご本人とともに歩んでいきたいと思います。