サポート・支援事例

2022/02/27
緊急搬送時の駆けつけ対応
 

えにしの会では、24時間365日に連絡緊急時の対応ができるように体制を整えております。

今回は、緊急搬送時の駆け付け対応について、ご紹介させて頂きます。

 

とある土曜日の夕方に横浜会員:Eさまが入居している施設の職員より、連絡が入る。

 

Eさまが、息苦しさを訴えていて、事前に主治医から指示を受けていたので、指示通りに酸素を吸入するも、からだの血中酸素濃度が上がらないため、救急車を呼んで、これからかかりつけ病院に搬送するとのこと。

付き添っている施設職員に連絡し、搬送先の病院にて合流することになる。

無事を祈りつつ足早に搬送先に向かい、搬送先の病院に到着。付き添いの施設職員と合流する。

 

Eさまのご様子としては、救急車にて搬送している間に、状態は少し改善され、病院に到着し検査など行ない、現在は処置室にて処置中とのこと。施設職員から、入院になった時に備えて用意したご本人さまの荷物をお預かりして、施設職員とはここで別れる。

 

当直の医師から、あらためて病状の説明を受け、誤嚥性肺炎のため、入院加療が必要とのこと。元々、手術のための入院が数日後に予定されていたが、病状の悪化によって、それが今回、早まった形となった。

 

肺炎の治療を優先しつつ、病状が改善したら、そのまま予定していた手術に向けていく方針とのことで、

医師からの説明は終わった。

 

処置室にて、ようやくEさまご本人と対面。

 

ベッドに横たわり、酸素のマスクをされ、やや息苦しそうだったが、意識はハッキリされ、お話しできる状態であった。病状と入院の説明を行ない、これから入院の手続きを行う旨を伝え、本人の荷物や必要なもの・貴重品の管理についてなど、打ち合わせをする。

 

コロナ禍で、入院する病棟には一緒に上がれないため、入院の準備を整え、そのまま処置室で戻る旨を伝えると、「来てくれて、ありがとう」とEさまから感謝を述べられて、退室する。

 

今回は、かかりつけの病院や施設の方のご協力も得られたこともあり、互いに役割を果たすことで、迅速に対応することができ、大事に至ることがありませんでした。

 

今後も関係各所と良好な関係をもちつつ、ともにEさまの生活を支える一員として、支援に取り組むようにと強く心に感じました。