サポート・支援事例

2018/02/16
ご家族がいる方への支援
今回は会員様の入会の経緯やその後の支援について少しお話しさせて頂きます。

70代のご夫婦で、数年前からご主人は入院、奥様は自宅で生活されていました。奥様は介護サービスの利用もなく、買い物やご主人のお見舞いなどもお一人で行かれるなど傍から見ると元気な様子でした。

しかし、奥様は持病があり、また今までご主人と日常生活から役場の手続きに至るまで二人でやってきたものを、急に一人で担うことになったため、実際は周りから見るより体力・気力をすり減らす生活をされていました。

そのような生活の中で、急遽ご主人が手術をしないといけないことになり、今までの疲れも重なって奥様も短期間ではあったものの入院をする事態になりました。その時は近所の知人の方が入院中のお手伝いなどしてくれたこともあり何とか退院できたとのことです。

このような経験から、奥様は「自分が倒れた時に近所の方に迷惑をかけたくない、しかし頼る人がいない」という不安感や、「自分が倒れている際にご主人にも何かあった際にどうすればよいのか」という悩み、また日常からご主人を一人で支えているという精神的・肉体的な負担を軽くしたいという思いから、近くの福祉サービス事業所に相談し、そこからえにしの会を紹介され入会という流れになりました。

親戚関係は疎遠で、唯一連絡を取り合っている仲の良い従姉妹もいましたが、迷惑はかけたくないとの思いがあったとのことです。

入会後すぐにご主人の手術があり、長時間の手術になるため、奥様の精神的負担を少しでも軽減するため奥様のご依頼もあり一緒に手術の立会を行いました。また、ご主人の入院中の緊急連絡先にえにしの会を加え、奥様の体調がすぐれない時や夜間などはえにしの会にてご主人のサポートを行える体制を整えました。

このように、ご家族が近くにいる方でもご家族の方が気疲れなどから体調を崩される場合もあります。

我々えにしの会はお一人の方だけでなく、ご家族がいらっしゃる方に対しても協力して本人のサポートに加え、ご家族の方の負担が少しでも減るようなお手伝いもしております。