サポート・支援事例

2020/09/17
“何気ない言葉”
今回、台風10号の接近に伴い、台風の進路や勢力も過去に類を見ない様な状況で、甚大な被害の予測が連日報道されておりました。

普段の台風接近とは違い、私たちでも不安を抱く様な状況でした。

会員様も同様で、施設にお住いであればある程度の安全は確保されておりますが、ご自宅にお一人で生活をされている場合は特に心細い思いをされているのではないかと考え、台風通過前と通過後にお電話にて現況確認をさせて頂きました。

 

F様(81歳 女性)マンションでお一人暮らし。

現在も移動は車を運転され、弓道やパソコンが趣味という若々しい会員の方で、勿論自立した生活を送られております。

マンションだし、しっかりされているので、お電話は必要ないかと思いつつお電話すると、“マンションだから大丈夫よ!準備はできているから!”と想定内のお返事でした。

しかしその後に“こうやって気に掛けてくれると心強いわ!嬉しい!誰も掛けてくれないから”とのご返答あり。

通過後は、“心配だったけど、被害もなくて安心しました。またお電話頂戴ね”

とのご返答あり。

 

H様(男性 73歳)戸建てにお一人暮らし。

人見知りで寡黙な方で、身寄りが無い訳ではないものの、ご自分のお考えで距離を置かれている状況。

脊柱管狭窄症を患われているものの、ある程度自立した生活を送られています。

お電話すると、“庭の物はある程度片付けが済み、あとは実際に台風が来てみないとわかりませんな。”とこちらも想定内の素っ気ない返事でした。

しかし最後に“わざわざお電話してもらって、ご心配有難う御座います。”との

ご返答あり。

通過後には“被害がなくて良かったです。近くに来られたら寄って下さい。”と軽い口調でご返答あり。

今回お電話してお声掛けした言葉は、本当に“何気ない言葉”でしたが、返ってきた言葉をお聞きすると、どんなに自立してしっかりされていても、根底には“心細さ”や“不安”を抱かれているのだと感じました。

特にお一人暮らしであれば、社会から孤立しやすく、孤独感も感じやすい環境ではないでしょうか。

私たちが普段使っている“何気ない言葉”は、人を不快にさせたり、傷付けたりする反面、安心感を与えたり、勇気付ける事も簡単にできてしまいます。

私たちの掛ける言葉は後者でなければなりませんし、常に相手の立場に立っての言葉選びが重要です。

“何気ない言葉”で、日常生活に少しでも安心の割合が増やせる様に、これからも“家族代わり”“身近な存在”として寄り添っていきたいです。