サポート・支援事例

2018/03/22
他職種連携
今回は、えにしの会と契約頂いて3年目の会員様Aさん(90歳)について書かせて頂きます。

Aさんにはご長男、ご長女がいらっしゃいます。しかし、お二人とも他県在住の為、現在Aさんは物忘れの自覚症状がありやや不安な気持ちを抱えながら、独り暮らしをしてらっしゃいます。

Aさんとえにしの会の主な関わりは、身元保証と生活支援です。月に1度、内科、整形外科、脳神経内科の定期受診に同行し、その後、調剤薬局へ3医院の処方箋を纏めてお届けします。

その他、不定期で歯科受診、必要に応じて皮膚科受診に同行します。

Aさんを中心にケアマネジャー、民生委員、薬剤師、調剤薬局事務、デイサービス、えにしの会といったメンバー、それに加え、安否確認も兼ねて夕食の配食を利用し、町の徘徊ネットワークに登録し、民間の緊急安全サポートも利用し、多角的にサポートをしています。

更にAさんは社交的な方で地域のシニアクラブにも参加してらっしゃいます。

そういった他職種の連携でサポートしている為、Aさんのサービス担当者会議の際は、ちょっとした『女子会』の様な状態になります…。

そんなAさんよりつい先日連絡があり、「歯が痛いので、歯医者さんに予約を入れて欲しい。」との事でした。
そこで早速、えにしの会より歯科医院へ連絡を入れ、Aさんのデイサービスやシニアクラブの予定を踏まえ予約を取らせて頂きました。

その後、先ずご長女へ連絡をし、歯痛の様子や予約日時をお知らせしました。

それからファックスやメール、ライン等でAさんに関わる関係者に歯痛及び歯科受診予定日をお伝えし、情報共有させて頂きました。

予約当日、歯科医院へ同行し痛みの箇所、口腔ケアの状況等問診のサポートをし、歯科医より治療後状況を伺いました。

どうやら虫歯が悪化し、治療するなら日数がかなり掛かるとの事で、年齢的にも抜歯し義歯を作り直した方が良いだろうとの診断になりました。が、しかし、そこで問題になったのが整形外科より処方されて月に一度服用してらっしゃる骨粗鬆症の薬…。

その薬が抜歯の際、副作用がある為、服用を中止してから3ヶ月後でないと抜歯ができないと歯科医より説明を受けた。

早速、そのことを調剤薬局へお伝えし、調剤薬局より骨粗鬆症薬が処方されている整形外科へ連絡をいれて下さった結果、次回の処方より中止することになり、3ヶ月後に抜歯の段取りが整いました。

その旨を、ケアマネジャーにお伝えし、ケアマネジャーよりデイサービスと民生委員に伝えて頂き、ご長女へはえにしの会よりお伝えさせて頂きました。

いざという時に各関係機関が速やかに連携出来る関係作りも、高齢者を支援させて頂いている私達の大切な業務であると考えています。

Aさんに関わる各関係機関の皆様方の日頃の関わりに感謝の想いを込め、
今回ブログに書かせて頂きました。