サポート・支援事例

2016/01/19
会員様への支援
N様と初めてお会いしたのは、昨年10月初旬リハビリで定評のあるR病院のMSWからのご相談で入院中の病院を訪ねた時でした。

8月上旬に胸部の苦しさから行きつけの病院へ駆け込み、その診察後、救急車で都内の大学病院へ移送、8時間に及ぶ大手術を受け、生死を彷徨う状況が続き、ご本人は死を覚悟されたそうです。

出会いは、そのような状況の2ヶ月余りしかたっていない時です。
40代後半の100キロはありそうなふっくらした童顔の、まだ歩行がぎこちない状態のN様でした。

それからの3ヶ月、ご両親を亡くされた一人っ子のN様、お身内はお母様の御兄弟の80歳を超えた伯母様のお二人。この期間、住まい探し、各契約、部屋の片付け、引っ越し、役所手続き、付き添い、ご挨拶等毎日のようにN様と二人での行動をご一緒することになりました。

そして、相談員としてこのお仕事に携わることに感激、感謝し、人生を噛みしめる日々を過ごさせて頂きました。
住まい探しの時、引っ越しの時、新居入所の時、各契約の時、移動中の時、退院の時など、上げればきりがありませんが、その時々のN様の人に対する、真摯な態度・心からの感謝の気持ち・思いやりに接し、「人って良いなあ」、とこころから感じることが出来、自然と笑顔になり又思わず涙ぐむときもありました。

驚異の回復で、今年1月に職場に復帰したN様、難病をお持ちの彼を、弟のような気持でサポートさせて頂いています。「人って良いなあ」人生に乾杯!