サポート・支援事例

2019/08/17
不安から笑顔に、そして安心に
「俺、何もわからない、わからないよ」

初めて、ごあいさつをさせて頂いた時に不安な表情で繰り返し言われた言葉です。

 

妹様遠方のため、施設入居にあたり緊急時の駆け付けが出来ないとの思いで

妹様からの入会の申し込みがありました。

 

妹様、施設担当者、ケアマネージャー同席のもと病院内で契約させていただきました。

 

病院の紹介状受け取り・施設面談の同席・引越し・住所変更届・受診とすぐに支援がはじまりました。

 

最初の支援の時「わからない、わからないんだよ」と不安げな表情が見られていましたが、急な発熱での受診依頼、皮膚の爛れでの受診依頼が続き、その都度支援に伺うと「来てくれたの」「悪いね」と不安な表情は消え、「帰り遅くなっちゃうね大丈夫?」と気遣いをしてくださったり、笑顔で冗談を言われ自分のこれまでの生活歴を話してくださる様になりました。

 

入会されてから2か月が過ぎた頃、帯状疱疹が悪化し入院することになり入院準備で施設に戻り必要なものを持ちご本人様がおられる病室に戻ると、よほど不安だったようで「良かった、一人じゃなくて…」と涙を流され、私も「大丈夫、大丈夫です」と背中をさすり一緒に泣いてしまいました。えにしの会に入会し安心された場面です。

 

今は定期受診の支援だけではなく、外出同行支援も増え「次に来る日はカレンダーに書いておいてよ」と楽しみにして下さる様になり昔懐かしの場所にもご一緒させて頂いております。