サポート・支援事例

2019/10/17
二人で暮らしたい
 

施設からのご紹介で入会いただいたM様ご夫婦、最初にお会いしたのは施設と

病院(入院中)でお二人別々の生活を送られている時でした。

 

今後奥様は退院されても今の施設での生活は難しいとの判断で、施設担当者、ケアマネージャー、えにしの会とご本人を交えて話し合いが行われました。会議中にいろんな意見が飛び交う中で、奥様ご本人より

 

最後は主人と二人で暮らしたいです」と

 

正直な気持ちを聞かせていただき胸が詰まる思いがしました。

 

お気持ちを聞かせていただいてからは、みんなで連携を取りながら本格的な 施設探しの支援が始まりました。

 

奥様には新しい施設が見つかるまでは、介護老人保健施設でリハビリをしながら待っていただく事となりました。その間、別々の施設で過ごされ、とても不安な思いをされたと思います。

 

その後、運よく今年オープンしたばかりの施設に夫婦部屋の空きがある事を確認して、やっと奥様の念願でもあった“二人暮らし“に向けて動き出しました。

 

その後はとんとん拍子に事が運び、転居に向けての準備や変更の手続きの打ち合わせを終え早速引越しする事となり、それに伴う諸契約、住所や各種保険変更手続き、買い物等の支援をさせて頂きました。

 

ひと通りの支援を終え最後にご挨拶をすると、奥様から「本当にありがとう」と言葉をかけていただき、信頼関係を築けたのではないかと思っています。

 

支援をさせていただいた中で一番うれしい瞬間でした。

 

M様ご夫婦は、現在も施設で穏やかに生活されています。これも関わって頂いた方々の協力あっての事だとも思いますし、今後の支援も関係する皆さんと 連携を取りながら支援を行っていきたいと思います。